日の出・日の入りの時刻はどう決まる? 定義と計算方法、国立天文台との照合結果
日の出・日の入りの時刻は、「太陽の上の端が地平線に接する時刻」と決められています。太陽の中心ではないこと、大気による浮き上がりを含めることがポイントです。
日の出・日の入りの定義
- 太陽の上端が地平線に接する時刻(太陽の見かけの半径は約 16′)
- 地平線近くでは大気で光が曲がり、太陽が実際より約 35′ 高く見える(大気差)
- このため、計算では太陽の中心が地平線の下 0.833°(約 50′)にある時刻を日の出・日の入りとする
- 標高 0 m の平らな地平線が前提。高い所では地平線が下がるぶん早くなる(標高と日の出)
関連する時刻
- 南中: 太陽が真南に来る時刻。日の出と日の入りのほぼ真ん中
- 市民薄明: 太陽の中心が地平線の下 6° より上にある時間帯。日の出前・日の入り後でも明かりなしで屋外活動ができる明るさの目安(市民薄明の長さ)
- 方位: 北を 0° として東回りに測った角度(日の出の方角と季節)
このサイトの計算方法
太陽の位置は米国海洋大気庁(NOAA)の式(Jean Meeus『Astronomical Algorithms』に基づく)で求め、上の定義で日の出・日の入りを計算しています。月の出入りと月齢は天体暦の計算ライブラリ ephem によります。ブラウザで今日の値を計算するときも同じ式を使い、サーバー側の計算と 3,000 件で表示値が一致することを確かめています。
国立天文台との照合結果
47 都道府県の代表地点(国立天文台の「各地のこよみ」の地点)で、2026 年 11 月の毎日を照合しました。時刻の差はすべて 1 分以内で、1 分の差は秒の端数の丸めによるものです。
| 項目 | 件数 | 同じ分 | 1 分の差 |
|---|---|---|---|
| 日の出 | 1,410 | 1,005 | −1 分 405 |
| 日の入り | 1,410 | 1,256 | +1 分 150・−1 分 4 |
| 南中 | 1,410 | 1,290 | −1 分 120 |
| 常用薄明の始まり | 1,410 | 868 | −1 分 542 |
| 常用薄明の終わり | 1,410 | 1,163 | +1 分 247 |
| 月の出 | 1,363 | 1,161 | +1 分 202 |
| 月の入り | 1,363 | 1,169 | −1 分 194 |
| 正午の月齢 | 1,410 | 1,410 | — |
方位と南中高度の差は 0.2° 以内でした。照合の詳しい方法は計算の方法と出典にあります。