雑節 2026年の日付一覧(節分・彼岸・土用・八十八夜・入梅・半夏生・二百十日)
雑節(ざっせつ)は、二十四節気のほかに、季節の移り変わりをつかむ目安として日本で使われてきた暦の日です。農作業の時期や天気の変わり目を知らせる役目があり、今も節分の豆まきやお彼岸のお墓参り、土用の丑の日のうなぎなど、暮らしの行事として残っています。多くは立春や春分からの日数か、太陽の黄経で決まります。
2026年の節分は2月3日(火)、春の彼岸の入りは3月17日(火)、八十八夜は5月2日(土)、夏の土用の入りは7月20日(月)、二百十日は9月1日(火)、秋の彼岸の入りは9月20日(日)です。
| 雑節 | 日付 | 決まり方 |
|---|---|---|
| 土用の入り(冬) | 1月17日(土) 12:03 | 太陽黄経 297°(立春の前の約 18 日間の始まり) |
| 節分 | 2月3日(火) | 立春の前日 |
| 彼岸の入り(春) | 3月17日(火) | 春分の日の 3 日前(彼岸は春分を中日とする 7 日間) |
| 彼岸明け(春) | 3月23日(月) | 春分の日の 3 日後 |
| 土用の入り(春) | 4月17日(金) 09:01 | 太陽黄経 27°(立夏の前の約 18 日間の始まり) |
| 八十八夜 | 5月2日(土) | 立春から数えて 88 日目 |
| 入梅 | 6月11日(木) 06:14 | 太陽黄経 80°(暦の上の梅雨入り) |
| 半夏生 | 7月2日(木) 05:04 | 太陽黄経 100° |
| 土用の入り(夏) | 7月20日(月) 00:48 | 太陽黄経 117°(立秋の前の約 18 日間の始まり) |
| 二百十日 | 9月1日(火) | 立春から数えて 210 日目 |
| 二百二十日 | 9月11日(金) | 立春から数えて 220 日目 |
| 彼岸の入り(秋) | 9月20日(日) | 秋分の日の 3 日前 |
| 彼岸明け(秋) | 9月26日(土) | 秋分の日の 3 日後 |
| 土用の入り(秋) | 10月20日(火) 18:13 | 太陽黄経 207°(立冬の前の約 18 日間の始まり) |
節分
節分はもともと「季節を分ける日」という意味で、立春・立夏・立秋・立冬の前日はどれも節分でした。今では立春の前日だけを指すのが普通です。2026年の立春は2月4日(水)なので、節分はその前日の2月3日(火)です。立春の日付は年によって変わるので、節分も 2 月 3 日とは限りません。豆まきや恵方巻きは、新しい年(春)を迎える前に邪気を払う行事として広まりました。
春と秋の彼岸
彼岸は、春分の日・秋分の日を中日(ちゅうにち)として、前後 3 日ずつを合わせた 7 日間です。2026年の春の彼岸は3月17日(火)から3月23日(月)まで、秋の彼岸は9月20日(日)から9月26日(土)までです。太陽が真東から昇って真西に沈むこの時期に、西にあるとされた極楽浄土に思いを寄せ、先祖を供養する習わしが生まれたといわれます。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉のとおり、季節の変わり目の目安にもなっています。
八十八夜
八十八夜は、立春から数えて 88 日目(立春の日を 1 日目とする)の日で、2026年は5月2日(土)です。このころから霜が降りなくなり、種まきや茶摘みに適した時期とされてきました。「八十八夜の別れ霜」という言葉があるように、遅霜への注意を呼びかける日でもあります。新茶の季節の象徴として、茶の産地では今も大切にされています。
入梅と半夏生
入梅は、太陽黄経が 80° になる日で、暦の上の梅雨入りです。2026年は6月11日(木)です。気象庁が発表する「梅雨入り」は実際の天気から判断するもので、地域や年によって大きく変わるので、暦の入梅とは別のものです。半夏生は太陽黄経が 100° になる日で、2026年は7月2日(木)です。田植えを終える目安の日とされ、この日にたこを食べる地方や、うどんを食べる地方があります。
土用は年に 4 回ある
土用は「土用の丑の日」で夏の行事のように思われがちですが、本来は立春・立夏・立秋・立冬の前のおよそ 18 日間で、年に 4 回あります。始まりの日を土用の入りといい、太陽黄経で決まります。2026年の土用は、冬の土用が1月17日から2月3日まで(18 日間・立春の前日まで)、春の土用が4月17日から5月4日まで(18 日間・立夏の前日まで)、夏の土用が7月20日から8月6日まで(18 日間・立秋の前日まで)、秋の土用が10月20日から11月6日まで(18 日間・立冬の前日まで)です。
土用の期間の長さが毎回同じでないのは、地球の公転の速さが季節で変わり、太陽が同じ角度を進むのにかかる日数が違うためです。土用の丑の日は、この期間中の十二支が「丑」の日のことで、夏の土用の丑の日にうなぎを食べる習慣は江戸時代に広まったといわれています。
二百十日と二百二十日
二百十日は立春から数えて 210 日目で2026年は9月1日(火)、二百二十日は 220 日目で9月11日(金)です。稲の花が咲く大事な時期に台風がやってくることが多いとして、農家が警戒してきた日です。実際の台風の接近はこの日に限らず、夏から秋にかけて続くので、二百十日は「台風の季節に備える目安の日」と考えるのがよいでしょう。
節分の日付はこれからどうなる?
節分は立春の前日なので、立春の日付が変われば節分も動きます。このサイトの計算では、2026年の節分は2月3日、2027年の節分は2月3日、2028年の節分は2月3日、2029年の節分は2月2日、2030年の節分は2月3日です(2026年より後は暦要項の発表前の計算上の日付)。「節分は 2 月 3 日」と覚えている人も多いかもしれませんが、立春の瞬間の時刻しだいで 2 月 2 日になる年もあります。豆まきや恵方巻きの日を確かめるときは、その年の暦を見るのが確実です。
社日と雑節の広がり
雑節には、このページの表に載せたもののほかに、春分・秋分に最も近い戊(つちのえ)の日を「社日」とする地域の行事などもあります。社日は土地の神様をまつる日で、農作業の始まりと収穫への感謝に結びついています。このように、雑節は全国共通のものから地域の行事に根づいたものまでさまざまで、日本の暦が農業と深く結びついてきたことを物語っています。
雑節を暮らしに生かす
雑節の多くは、農作業や天気の変わり目を知らせる目安として生まれました。家庭菜園では、八十八夜を夏野菜の苗を植える目安にしたり、二百十日のころに台風への備えを見直したりと、今でも役に立ちます。夏の土用は暑さが厳しい時期で、体調を崩しやすいことから、栄養のあるものを食べる習わしが生まれました。暦の言葉を季節の合図として使うと、日々の暮らしにメリハリが生まれます。
雑節の決まり方のまとめ
雑節は、決まり方で大きく二つに分かれます。節分・彼岸・八十八夜・二百十日・二百二十日は、立春や春分・秋分の日付から日数を数えて決まります。土用の入り・入梅・半夏生は、太陽の黄経がある角度になる瞬間で決まるので、二十四節気と同じように時刻まで計算できます。どちらも基準が太陽の動きなので、二十四節気と同じく毎年 1 日前後ずれることがあります。
時刻のあるものは太陽の黄経がその角度になる時刻(日本標準時)。国立天文台の2026年の暦要項と照合し、日付はすべて一致し、時刻のある 6 件(土用の入り・入梅・半夏生)もすべて同じ分です(二百二十日と彼岸明けは暦要項に載っていないため、決まり方どおりに日数で求めています)。行事や言い伝えの説明は一般的なものの要約です。
よくある質問
入梅とは?
太陽黄経が 80° になる日で、暦の上の梅雨入りです。2026年は6月11日です。気象庁が発表する実際の梅雨入りとは別のものです。
八十八夜とは?
立春から数えて 88 日目(立春を 1 日目とする)の日で、2026年は5月2日です。霜の心配がなくなり、種まきや茶摘みの目安とされてきました。
2026年の節分はいつ?
2月3日です。立春(2月4日)の前日です。
2026年の夏の土用はいつからいつまで?
7月20日から8月6日まで(18 日間)です。立秋の前日までが土用です。
2026年のお彼岸はいつ?
春は3月17日から3月23日、秋は9月20日から9月26日です。
土用は夏だけ?
土用は立春・立夏・立秋・立冬の前のおよそ 18 日間で、年に 4 回あります。夏の土用が最もよく知られています。
出典・参考にした資料
本文の数字は、このサイトの計算値をプログラムで差し込んだものです(更新日 2026-10-15)。数字の作り方と照合の手順は編集方針にまとめています。