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元日の天気と初日の出が見られる地域|気象台 18 年分の元日の朝の日照から

気象庁の観測で2009〜2026年の元日の朝 7〜9 時に日が差した回数を数えると、多いのは兵庫県(神戸)・埼玉県(熊谷)・大阪府(大阪)・山梨県(甲府)・広島県(広島)・神奈川県(横浜)・群馬県(前橋)(いずれも 18 回中 18 回)、少ないのは秋田県(秋田・18 回中 5 回)・青森県(青森・18 回中 5 回)・富山県(富山・18 回中 4 回)でした。初日の出が見られる見込みは、冬の晴れの多い地域ほど高くなります。

調べ方

初日の出が見られるかどうかは、日の出のころの東の空しだいです。そこで、気象庁が公開している「過去の気象データ」の 1 時間ごとの値から、47 都道府県の気象台の元日の日照時間を2009年から2026年まで 18 回分取り出しました。2009年より前の 1 時間ごとの値は、日照が 0 の時間が空欄で表示されていて欠測と区別できないため使っていません。

元日の日の出は、県庁所在地で 6:49〜7:23 です。そこで 7 時台と 8 時台(7〜9 時)の日照時間を合わせ、0.1 時間以上記録されていれば「朝に日が差した」と数えています。地点は県庁所在地の気象台で、県庁所在地に日照を観測する気象台が無い埼玉県・滋賀県・山口県は、熊谷・彦根・下関の気象台の値です。観測が欠けている年は数に入れていません。

都道府県別の元日の朝の日照

都道府県(気象台)朝に日照があった回数割合元日の日照時間(1 日・平均)元日 7 時の気温(平均)1 月の日照時間(平年値)
北海道札幌8 / 1844%1.4 時間-3.6℃90.4 時間
青森県青森5 / 1828%1.2 時間-1.7℃48.5 時間
岩手県盛岡10 / 1856%2.9 時間-2.9℃115.6 時間
宮城県仙台17 / 1894%5.4 時間0.2℃149.0 時間
秋田県秋田5 / 1828%0.8 時間0.4℃39.0 時間
山形県山形9 / 1850%2.2 時間-1.1℃79.6 時間
福島県福島13 / 1872%4.2 時間0.5℃132.2 時間
茨城県水戸17 / 1894%8.0 時間-0.4℃195.4 時間
栃木県宇都宮16 / 1889%8.1 時間-1.0℃211.7 時間
群馬県前橋18 / 18100%8.1 時間1.0℃213.1 時間
埼玉県熊谷18 / 18100%8.3 時間1.0℃217.0 時間
千葉県千葉17 / 1894%8.0 時間3.9℃191.6 時間
東京都東京17 / 1894%7.9 時間3.2℃192.6 時間
神奈川県横浜18 / 18100%8.2 時間4.0℃192.7 時間
新潟県新潟8 / 1844%1.5 時間2.9℃56.4 時間
富山県富山4 / 1822%1.6 時間2.0℃68.1 時間
石川県金沢8 / 1844%1.9 時間3.0℃62.3 時間
福井県福井6 / 1833%1.3 時間2.1℃65.4 時間
山梨県甲府18 / 18100%8.1 時間-1.7℃209.1 時間
長野県長野13 / 1872%5.0 時間-2.6℃128.4 時間
岐阜県岐阜13 / 1872%4.8 時間1.8℃161.3 時間
静岡県静岡17 / 1894%8.8 時間2.7℃207.9 時間
愛知県名古屋16 / 1889%6.6 時間1.5℃174.5 時間
三重県津16 / 1889%6.4 時間3.3℃162.9 時間
滋賀県彦根13 / 1872%3.6 時間2.5℃99.8 時間
京都府京都16 / 1889%4.7 時間2.0℃123.5 時間
大阪府大阪18 / 18100%5.9 時間4.0℃146.5 時間
兵庫県神戸18 / 18100%5.9 時間3.9℃145.8 時間
奈良県奈良13 / 1872%4.5 時間1.8℃118.3 時間
和歌山県和歌山15 / 1883%5.3 時間4.1℃135.8 時間
鳥取県鳥取9 / 1850%2.2 時間2.7℃69.0 時間
島根県松江9 / 1850%2.5 時間3.4℃67.4 時間
岡山県岡山17 / 1894%6.1 時間0.4℃149.0 時間
広島県広島18 / 18100%5.6 時間2.0℃138.6 時間
山口県下関12 / 1867%3.5 時間5.3℃95.8 時間
徳島県徳島16 / 1889%7.4 時間3.5℃160.3 時間
香川県高松17 / 1894%6.1 時間3.7℃141.4 時間
愛媛県松山14 / 1878%5.1 時間3.6℃129.2 時間
高知県高知17 / 1894%8.3 時間1.3℃190.7 時間
福岡県福岡12 / 1867%3.9 時間4.5℃104.1 時間
佐賀県佐賀12 / 1867%4.6 時間2.2℃128.2 時間
長崎県長崎9 / 1850%4.1 時間4.5℃103.7 時間
熊本県熊本9 / 1850%5.4 時間1.4℃133.0 時間
大分県大分15 / 1788%5.8 時間3.3℃149.4 時間
宮崎県宮崎17 / 1894%8.5 時間2.3℃192.6 時間
鹿児島県鹿児島10 / 1856%5.7 時間4.5℃132.6 時間
沖縄県那覇15 / 1883%4.4 時間15.1℃93.1 時間

出典: 気象庁「過去の気象データ検索」の 1 時間ごとの値(各地点の名前から2026年1月1日の表へ進めます)と、平年値(1991〜2020 年の 1 月の日照時間の合計)。割合と平均はこのサイトで計算しました。

地方による違い

地方ごとに合わせると、朝に日が差した割合は次のとおりです。

地方地点数朝に日照があった割合
北海道1 地点44%
東北6 地点55%
関東7 地点96%
中部9 地点64%
近畿7 地点87%
中国5 地点72%
四国4 地点89%
九州・沖縄8 地点69%

海岸線で分けて比べると、違いがもっとはっきりします。日本海だけに面する 8 県(秋田・山形・新潟・富山・石川・福井・鳥取・島根)の気象台では、元日の朝に日が差したのは 40% でした。太平洋に面し日本海に面していない 14 都県(岩手・宮城・福島・茨城・千葉・東京・神奈川・静岡・愛知・三重・和歌山・徳島・高知・宮崎)では 88% です。

冬の日本付近は、西に高気圧、東に低気圧がある「西高東低」の冬型の気圧配置になりやすく、大陸からの冷たい季節風が日本海で湿り気を含んで、山脈の日本海側に雪や雨を降らせます。山を越えた太平洋側では乾いた風になり、晴れる日が多くなります。元日の朝の日照にも、この冬の天気の特徴がそのまま表れています。

1 月の日照時間の平年値との関係

元日の朝に日が差した割合と、1 月の日照時間の平年値との相関係数は 0.86 でした。1 月全体によく晴れる地点ほど、元日の朝も晴れていることが多いという関係です。元日の天気は年ごとの運もありますが、行き先を選ぶときは「冬に晴れやすい地域かどうか」がひとつの手がかりになります。

地方ごとのくわしい見方

北海道:札幌の気象台では 18 回中 8 回で、元日の日照時間は平均 1.4 時間です。

東北(6 地点):多いのは宮城県(仙台)(18 回中 17 回)、少ないのは青森県(青森)・秋田県(秋田)(いずれも 18 回中 5 回)です。同じ地方の中で 12 回の差があります。

関東(7 地点):多いのは群馬県(前橋)・埼玉県(熊谷)・神奈川県(横浜)(いずれも 18 回中 18 回)、少ないのは栃木県(宇都宮)(18 回中 16 回)です。同じ地方の中で 2 回の差があります。

中部(9 地点):多いのは山梨県(甲府)(18 回中 18 回)、少ないのは富山県(富山)(18 回中 4 回)です。同じ地方の中で 14 回の差があります。

近畿(7 地点):多いのは大阪府(大阪)・兵庫県(神戸)(いずれも 18 回中 18 回)、少ないのは滋賀県(彦根)・奈良県(奈良)(いずれも 18 回中 13 回)です。同じ地方の中で 5 回の差があります。

中国(5 地点):多いのは広島県(広島)(18 回中 18 回)、少ないのは鳥取県(鳥取)・島根県(松江)(いずれも 18 回中 9 回)です。同じ地方の中で 9 回の差があります。

四国(4 地点):多いのは香川県(高松)・高知県(高知)(いずれも 18 回中 17 回)、少ないのは愛媛県(松山)(18 回中 14 回)です。同じ地方の中で 3 回の差があります。

九州・沖縄(8 地点):多いのは宮崎県(宮崎)(18 回中 17 回)、少ないのは長崎県(長崎)・熊本県(熊本)(いずれも 18 回中 9 回)です。同じ地方の中で 8 回の差があります。

元日の朝の気温と 1 日の日照時間

元日の朝 7 時の気温を2009〜2026年で平均すると、一番低いのは北海道(札幌)の -3.6℃、次いで岩手県(盛岡)の -2.9℃で、0℃を下回る地点が 8 か所あります。東京は 3.2℃、一番高いのは沖縄県(那覇)の 15.1℃です。この期間で一番冷え込んだのは北海道(札幌)の -10.1℃でした。日の出を待つのはちょうどこの時間帯なので、晴れて風の弱い朝ほど放射冷却で冷え込むことも頭に入れておきましょう。

元日 1 日の日照時間の平均は、長いのが静岡県(静岡・8.8 時間)・宮崎県(宮崎・8.5 時間)・埼玉県(熊谷・8.3 時間)、短いのが福井県(福井・1.3 時間)・青森県(青森・1.2 時間)・秋田県(秋田・0.8 時間)です。朝だけでなく一日を通して、冬の太平洋側と日本海側の違いがはっきり出ています。

年ごとの違い

同じ地域でも、年によって天気は大きく違います。47 地点のうち元日の朝に日が差した地点の数は、一番多かった2016年で 43 地点、一番少なかった2012年で 23 地点でした。東京の欄は、その年の東京の気象台で朝に日照があったかどうかです。

元日朝に日照があった地点東京
2009年31 / 47日照あり
2010年25 / 47日照あり
2011年35 / 46日照あり
2012年23 / 47日照なし
2013年35 / 47日照あり
2014年34 / 47日照あり
2015年31 / 47日照あり
2016年43 / 47日照あり
2017年40 / 47日照あり
2018年34 / 47日照あり
2019年37 / 47日照あり
2020年37 / 47日照あり
2021年30 / 47日照あり
2022年35 / 47日照あり
2023年39 / 47日照あり
2024年38 / 47日照あり
2025年43 / 47日照あり
2026年38 / 47日照あり

この数字の見方と注意

ここで数えたのは、各地の気象台という 1 地点の日照計の記録です。日照計は、直射日光が一定の強さを超えたときに日照として記録するので、日の出直後の低くて弱い光は記録されないことがあります。反対に、空の大部分が晴れていても東の地平線の近くにだけ雲があれば、初日の出そのものは見えません。数字は「初日の出が見えた割合」ではなく、地域ごとの冬の朝の晴れやすさを比べる目安として見てください。

出かける前は、前の日の天気予報で、雲の広がり方と風の強さを確かめておきましょう。海辺や山の上は、天気がよくても風で体感の寒さが増します。防寒と時刻の目安は 初日の出の見方 にまとめています。

元日の天気 よくある質問

元日の朝に晴れやすいのはどこ?

気象庁の2009〜2026年の観測で、元日の朝 7〜9 時に日照が記録された回数が多いのは兵庫県(神戸)・埼玉県(熊谷)・大阪府(大阪)・山梨県(甲府)・広島県(広島)・神奈川県(横浜)・群馬県(前橋)(いずれも 18 回中 18 回)です。

元日の朝に晴れにくいのはどこ?

同じ数え方で少ないのは秋田県(秋田・18 回中 5 回)・青森県(青森・18 回中 5 回)・富山県(富山・18 回中 4 回)です。冬に雪や曇りの日が多い地方です。

東京の元日は晴れることが多い?

気象庁の東京の観測では、2009〜2026年の元日 18 回のうち、朝 7〜9 時に日照が記録されたのは 17 回でした。

この数字は初日の出が見えた割合そのもの?

同じではありません。気象台の 1 地点の日照計の記録で、日の出直後の弱い光は日照として記録されないことがあり、東の地平線近くだけ雲がある日もあります。地域ごとの晴れやすさを比べる目安として見てください。

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