日食・月食はいつ? 日本で見られる日食・月食
次に日本で見られる月食は 2028年7月7日の部分月食、日食は 2030年6月1日の金環日食です。2026〜2035 年の 10 年間に日本で見られる(食が起こる)のは、月食 9 回・日食 5 回です(国立天文台の日月食等データベースによる)。
日食と月食の日付と日本での見え方は、国立天文台暦計算室の「日月食等データベース」と「暦要項」から引いています(このサイトでは日食・月食を計算していません)。
2026〜2035年の日食・月食
| 日付(日本時) | 種類 | 日本では |
|---|---|---|
| 2026/02/17 | 金環日食 | 見られない |
| 2026/03/03 | 皆既月食 | 見られる |
| 2026/08/13 | 皆既日食 | 見られない |
| 2026/08/28 | 部分月食 | 見られない |
| 2027/02/06〜02/07 | 金環日食 | 見られない |
| 2027/08/02 | 皆既日食 | 見られない |
| 2028/01/12 | 部分月食 | 見られない |
| 2028/01/26〜01/27 | 金環日食 | 見られない |
| 2028/07/07 | 部分月食 | 見られる |
| 2028/07/22 | 皆既日食 | 見られない |
| 2029/01/01 | 皆既月食 | 見られる |
| 2029/01/15 | 部分日食 | 見られない |
| 2029/06/12 | 部分日食 | 見られない |
| 2029/06/26 | 皆既月食 | 見られない |
| 2029/07/11〜07/12 | 部分日食 | 見られない |
| 2029/12/05〜12/06 | 部分日食 | 見られない |
| 2029/12/21 | 皆既月食 | 見られる |
| 2030/06/01 | 金環日食 | 中心食が見られる |
| 2030/06/16 | 部分月食 | 見られる |
| 2030/11/25 | 皆既日食 | 見られない |
| 2031/05/21 | 金環日食 | 見られる |
| 2031/11/15 | 金環皆既日食 | 見られる |
| 2032/04/25〜04/26 | 皆既月食 | 見られる |
| 2032/05/09〜05/10 | 金環日食 | 見られない |
| 2032/10/19 | 皆既月食 | 見られる |
| 2032/11/03 | 部分日食 | 見られる |
| 2033/03/31 | 皆既日食 | 見られない |
| 2033/04/15 | 皆既月食 | 見られる |
| 2033/09/23〜09/24 | 部分日食 | 見られない |
| 2033/10/08 | 皆既月食 | 見られる |
| 2034/03/20 | 皆既日食 | 見られない |
| 2034/09/12〜09/13 | 金環日食 | 見られない |
| 2034/09/28 | 部分月食 | 見られない |
| 2035/03/10 | 金環日食 | 見られない |
| 2035/08/19 | 部分月食 | 見られない |
| 2035/09/02 | 皆既日食 | 中心食が見られる |
出典: 国立天文台暦計算室「日月食等データベース」(2026〜2035 年・中央標準時・食の最大の日付)。月が地球の薄い影(半影)に入るだけの半影月食は、明るさの変化がわずかなため表から除いています。「日本では見られる」は日本付近のどこかで食が起こることを表し、全国で見られるとは限りません。将来の予報は地球の自転の変動によって変わる可能性があります。
2026年3月3日の皆既月食(日本全国で皆既)
2026 年は日食が 2 回、月食が 2 回あり、日本で見られたのは 3 月 3 日の皆既月食だけでした。夕方から夜の見やすい時間帯に起こり、日本全国で皆既食が見られました。国立天文台の暦要項による各地の時刻は次のとおりです(時刻は中央標準時)。
| 地点 | 食の始め | 皆既の始め | 食の最大 | 皆既の終り | 食の終り | 食分 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 那覇 | 18:49.8 | 20:04.0 | 20:33.7 | 21:03.4 | 22:17.6 | 1.156 |
| 福岡 | 18:49.8 | 20:04.0 | 20:33.7 | 21:03.4 | 22:17.6 | 1.156 |
| 京都 | 18:49.8 | 20:04.0 | 20:33.7 | 21:03.4 | 22:17.6 | 1.156 |
| 東京 | 18:49.8 | 20:04.0 | 20:33.7 | 21:03.4 | 22:17.6 | 1.156 |
| 仙台 | 18:49.8 | 20:04.0 | 20:33.7 | 21:03.4 | 22:17.6 | 1.156 |
| 札幌 | 18:49.8 | 20:04.0 | 20:33.7 | 21:03.4 | 22:17.6 | 1.156 |
出典: 国立天文台「令和 8 年(2026)暦要項 日食・月食など」。食分は月の直径に対して影に入った割合で、1 を超えると皆既食です。月食の始まりと終わりの時刻は地球上のどこでも同じで、地点によって違うのは月の高さや向き(位置角)です。
皆既月食の時間の流れ
2026 年 3 月 3 日の皆既月食を例にすると、東京では 18:49.8 に月が地球の本影に入り始め(部分食の始まり)、20:04.0 に月全体が本影に入って皆既食になりました。皆既食は 21:03.4 まで約 59 分続き、部分食の終わりの 22:17.6 まで、全体では約 3 時間 28 分 かかっています(国立天文台の暦要項の時刻から計算)。月食の時刻は地球のどこでも同じで、表の各都市の時刻が同じなのはこのためです。地点によって違うのは、影が月のどの側から入るかを表す位置角と、そのときの月の高さです。
2027年は日本で日食・月食が見られない年
2027 年は日食が 2 回(2 月の金環日食と 8 月の皆既日食)ありますが、どちらも日本では見られません。暦要項に載る月食(部分食以上)は 2027 年にはなく、半影月食だけが 3 回起こります。次に日本で月食が見られるのは2028年7月7日の部分月食です。
これから日本で見られる月食
国立天文台の日月食等データベースで 2035 年までを見ると、日本で見られる月食は2028年7月7日(部分月食)、2029年1月1日(皆既月食)、2029年12月21日(皆既月食)、2030年6月16日(部分月食)、2032年4月25日(皆既月食)、2032年10月19日(皆既月食)、2033年4月15日(皆既月食)、2033年10月8日(皆既月食)です。月食は月が地平線の上にある地域ならどこでも同じ時刻に起こるので、日食に比べて見られる範囲がずっと広く、一度の月食を地球の半分近くの地域で同時に見られます。ただし、食が起こる時間帯に日本が昼だったり、月が沈んでしまったりすると、日本では見られません。2029 年 1 月 1 日の皆既月食のように、元日の夜に起こる月食もあります。
日食・月食の「サロス周期」
日食や月食は、約 18 年 11 日の周期で、よく似た条件のものがくり返し起こります。この周期をサロス周期と言い、同じ周期でつながる日食・月食には「サロス番号」が付けられています。2026 年 3 月 3 日の皆既月食はサロス 133 番です。同じサロス番号の月食は、約 18 年ごとに少しずつ条件を変えながら起こり、数百年かけて部分食から皆既食へ、また部分食へと移り変わっていきます。ただし周期には 1 日の 3 分の 1 ほどの端数があるので、次に起こるときは地球が 3 分の 1 回転ほどずれた向きにあり、同じ場所で見られるとは限りません。
月食の仕組み
月食は、太陽・地球・月がこの順に一直線に並び、月が地球の影に入る現象です。満月のときにしか起こりません。地球の影には、太陽の光が完全にさえぎられた濃い「本影」と、一部だけさえぎられた薄い「半影」があります。月の一部が本影に入るのが部分月食、全部が入るのが皆既月食です。
皆既月食の間も、月は真っ暗にはならず、赤銅色と呼ばれる赤黒い色に見えます。地球の大気を通った太陽の光のうち、赤い光が大気で曲げられて影の中まで届くためです。夕焼けが赤いのと同じ理由で、そのときの地球の大気の状態(火山の噴火で上空にちりが多いかなど)によって、明るさや色合いが変わります。
日食の仕組み
日食は、太陽・月・地球がこの順に一直線に並び、月が太陽を隠す現象です。新月のときにしか起こりません。月がすっぽり太陽を隠すのが皆既日食、月の見かけの大きさが太陽より少し小さく、太陽がリング状に残るのが金環日食、一部だけ隠すのが部分日食です。同じ日食でも、見る場所によって皆既・金環・部分と見え方が変わります。
月の影が地球に落ちる範囲は狭いので、ある場所で皆既日食や金環日食が見られるのは、数十年から数百年に一度です。日本では 2030 年 6 月 1 日に北海道の大部分で金環日食が見られ(国立天文台の2023年4月20日 日食 解説資料による)、2035 年 9 月 2 日には日本の一部の地域で皆既日食が見られる予報です(国立天文台の日月食等データベースでは、どちらも日本で「中心食」)。
毎月起こらないのはなぜ?
新月や満月は毎月ありますが、日食や月食は年に数回しか起こりません。月の通り道(白道)が、地球から見た太陽の通り道(黄道)に対して約 5° 傾いているためです。ふだんの新月や満月では、月は太陽や地球の影の少し上か下を通り過ぎてしまいます。白道と黄道が交わる点の近くで新月や満月になったときだけ、日食や月食が起こります。
日食を安全に見るには
太陽はとても強い光と熱を出しているので、欠けていても肉眼で直接見てはいけません。たとえ短い時間でも目を痛め、最悪の場合は失明する危険があります。サングラスや色の付いた下敷き、黒い写真フィルムなども、太陽を見る道具としては使えません。日食専用の観察グラス(遮光板)を説明書どおりに使うか、厚紙に開けた小さな穴(ピンホール)で太陽の像を地面や紙に映して観察します。望遠鏡や双眼鏡で太陽をのぞくのは、肉眼で見るよりさらに危険です。
月食は、満月を見るのと同じように肉眼で安全に観察できます。双眼鏡を使うと、影の境目や赤銅色の月の模様がよく見えます。
関連: 満月カレンダー・都道府県別の月の出・月の入り・暦の特集
よくある質問
次に日本で月食が見られるのはいつですか?
国立天文台の日月食等データベースによると2028年7月7日の部分月食です。
次に日本で日食が見られるのはいつですか?
国立天文台の日月食等データベースによると2030年6月1日の金環日食です。北海道の大部分では金環日食になります。
2027年に月食はありますか?
2027年に暦要項に載る月食(部分食以上)はありません。半影月食が3回ありますが、明るさの変化はわずかです。
月食はどこで見られますか?
月が地平線の上に出ている地域なら、どこでも同じ時刻に見られます。日食と違って見られる範囲が広く、地球の夜側の広い地域で同時に観察できます。
皆既月食で月が赤く見えるのはなぜですか?
地球の大気を通った太陽の光のうち、赤い光が大気で曲げられて地球の影の中まで届くためです。夕焼けが赤いのと同じ理由で、大気の状態によって明るさや色合いが変わります。
日食はサングラスで見てもいいですか?
いけません。サングラスでは太陽の強い光と熱を防げず、目を痛めます。日食専用の観察グラスやピンホールを使ってください。